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中村チカ(1977年生 奈良県出身)  
ニューヨーク在住   職業 プロボクサー  
プロ戦績 2戦2勝(1KO)
アマ戦績 17勝4敗       
     2002年NYゴールデングローブ優勝(新人の部)
トレーナー サウル・マンビー(元世界Jウエルター級王者)
        マーク・ブリーランド
           (元ロス五輪&世界ウエルター級王者)
        ウィリー・ダン

今年6月、アトランティックシティで行ったプロデヴュー戦で2RKO勝ち。10月にはモヒガンサンカジノで第2戦を戦い、判定勝ちで2連勝。アマ仕込みの確かな実力とモデル顔負けの容姿で、地元メディアからも注目を集めるスター候補である。
 「目標はもちろん世界王者です。1階級だけじゃなく、多階級を制覇したいんです。そして、階級を上げて行って最後にレイラ・アリと戦って引退するのが目標です」
 と、周囲の期待と同じく、本人の夢も大きい。

 プロ転向第3戦は12月中旬に、マンハッタン、モヒガンサンカジノのいずれかで行われる予定。その試合に向けて、経験豊富なウィリー・ダン氏を新たにセコンドに迎え、現在はさらに攻撃的なファイトスタイルに改造中・・・・・・
 





Q チカさんは美人だし、社交性もあるし、いわば何をやっても成功出来る人だと思うんですけど。厳しい練習もなく、殴られる事も無く、ただ楽しく過ごすだけのいわゆる「普通の生活」に憧れる事は?

A 全然ないですね。遊びは18、19歳の頃に一生懸命やったし。もともとお酒を飲むのとかも好きじゃないし。今はトレーニングが本当に楽しいし、人に逢って話すのも、勉強するのも、毎日が楽しくて仕方ない。あと、近頃はプロボクサーとして責任感も芽生えて来ましたね。いろんな人に逢って、多くの人に期待して、応援して貰って。将来は、日本からアメリカに来ている日本人の子供たちの見本になるような存在になりたいんです。シンプルな生活だけど、とても充実しているから、いつもニコニコとばっかりしてて・・・・・・この間も地下鉄の駅で、「なんでそんなに幸福そうなんだい?」って知らない人に話しかけられちゃったんですよ(笑)。


Q ボクシングやってて良かったなあって感じる時は、具体的にはどんな時ですか?

A しょっちゅう感じてるんですけどねえ(笑)。自分のやりたい事、夢を追いかける事が出来ているんで、日々の生活に全然不満がないんですよ。「今日ジムに行くの嫌だなあ」なんて感じる事は全くなくて、楽しんで走ってるし、楽しんでトレーニングしてるし。毎日ジムに行くのが待てないくらいです。練習の成果を出せる試合も待ちきれないですね。基本的に、ボクシングが本当に大好きなんだと思います。毎日100%準備しているので、自信もありますし。ボクシングをやって良かったなって思う理由を言葉にすると・・・・・・自分の好きな事を毎日出来る事、それで生活して行ける事。それで自分の将来を作って行って、自分の目標を達成したい。やっぱり好きな事をしてるのが一番幸せですもんね。
 






Q じゃあ辞めたくなる事なんてないですか?

A うーん、何回かあったんですけど。今まで10年間ボクシングをやって来て、やっぱりプロボクサーになってからですよね。日本でプロテストを受けてからアメリカに戻って3年間も試合が出来なくて、もうチャンスは来ないのかなって。根本的に女子ボクシングって一般からはなかなか認めてもらえないですよね。まだ組織がしっかりしていないし、ビジネスの面で凄く難しいのも分かっています。だから、試合が出来ない間は、どんなに努力しても無理だったので、それでもう諦めて辞めようと思った事も1回あったんですけど。でもそれはね、たぶんボクシングだけじゃなくて、すべての世界で成功しようとしている人だったら誰でも経験して、乗り越えて来ている事だと思うんですよ。


Q 前任のトレーナーだったマーク・ブリーランドについて話して欲しいんですけど?

A マークは今は元チャンピオンのバーノン・フォレストと組んでます。それでマークのいない間、一時的にウィリー(・ダン(現トレーナー))とコンビを組んだんですけど、ウィリーのオールドスタイルの方が私には合ってるみたいなんですよ。でもマークとはマークで、彼はやはりオリンピックとプロの両方のチャンピオンで、そして私の個人的な友人でもある。マッチメーク時のコネクションとかビジネスの面とか、いろんな点で助けて貰えると思うんです。だから今後もチームの1人として、一緒にやって行こうっていつも話し合っています。バーノン・フォレストの今度の試合(12/3ラスベガスで挙行予定)が終わったら、マークとも詳しい話し合いをしようと思っています。






Q トレーニング以外の時間についてなんですけど、今は学校にも通っているんですよね?

A そう、勉強も大好きなんです。ボクシングのキャリアの後にやりたい事があるので、大学に行って、そのための基本的なスキルを学んでいます。具体的には将来はテレビのトークショウのホストのような仕事がしたいんです。日本人の将来とか、子供たちの将来とかに役立てるように。ボクシングの試合をこなしながら、その勉強も進めて行きたい。あと、もう1つ語学も覚えたくて、スペイン語かフランス語も勉強しようと思っています。週末はいつも勉強してますよ。


Q 普段、一番大切にしている時間は?

A ボクシング以外で、ですよね?私の人間関係って、忙しいっていうのもあるから、凄く限られているんですよ。でもその分、周囲にいるのは私を心からサポートしてくれる人ばかりで。だからその人たちと過ごして、ビジネスの事とか、将来の事とか、男の事とか(笑)、自分の事だけじゃなくて、信頼出来る人たちと色々話すクオリティの高い時間が一番大切です。身近な人と、話すだけ。シンプルすぎてつまらないでしょ?(笑) でもそれが最高なんですよ!
       






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●杉浦 大介 (すぎうら だいすけ)
1975年10月、東京都出身。日本で大学を卒業と同時に渡米、フリーライターに。現在はニューヨークに在住で、ボクシング、MLB(「スラッガー」誌等)、NBA(「NBA新世紀」誌等)、NFLなどを題材に各HPや雑誌を舞台に執筆活動中。

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