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デビュー前夜

男にとって、それはとてつもなく長い時間であることだろう
絞りこんだ体の中に自信と恐怖が入り混じっているはずだ

一生の中で、この時間は一度きりしかない
そして誰しもが、刻める時間ではない
そう、あなたは、この舞台に立つことを許されたプロボクサーなのだ

君は今、とてつもなく大きな一歩を踏み出そうとしている
それは一生忘れられない時間になるかもしれない

暗闇に包まれた後楽園ホールが、明日の熱戦を待ちわびている
生意気ながらデビューを迎える君にひとつ言わせてほしい
あなたは今とても輝いている |