編集後記 2003.10


 過去の記録を整理する為、73年版のボクシング年鑑を見せていただく機会を得る。この年、国内での試合数が約1000試合に対して日本選手の海外での試合数は何と269試合。場所もグァム、韓国、タイといった近隣国ばかりでなく、アメリカ、メキシコ、オーストラリア、果てはブラジル、南アフリカまで足を伸ばしている。で、今年はというと国内の試合数は2000試合に届こうとしているのに対し、海外での試合は稲田千賢(帝拳)の2試合とラクバ拳士(横浜さくら)、橋本力(福間S)の4試合。たったの4試合である。野球、サッカーの選手が世界の舞台で活躍している今、何故ボクシングはこれほどまで出不精になってしまったのだろうか。試合数の増減はいつか調べてみたいと思う。
 技術的にも精神的にも海外での試合は、選手にとって貴重な財産であり、ジムとしても世界とのパイプが作れ、チャンスも拡がってくるのではないだろうか。海外にうって出て、世界的に認知されるボクサーが生まれるなどと想像するのは、夢見がちなボクシングファンの絵空事になってしまったのだろうか。


 唐突ですが「求めます」。60年代、70年代の年鑑を適価で譲っていただける方はいらっしゃいませんでしょうか。連絡お待ちしております。



 編集責任 菊坂尚冬         

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